
今、40~50代の女性にVIO脱毛が人気になっています。自分が介護される立場になったとき、介護してくれる人になるべく迷惑をかけないようにと、「介護脱毛」を考える人が増えているからです。
この記事では、介護に向けてどこまで脱毛しておく必要があるのか、男性でも介護脱毛を考える人はいるのか、白髪になる前に脱毛しておくべき理由を解説します。
介護脱毛におすすめの脱毛サロン・クリニックも紹介するので、参考にしてください。
40、50代に増えている介護脱毛って何?
介護される立場になって考えた脱毛
介護脱毛とは、将来自分が介護される立場になったときのためにしておく脱毛です。介護は誰かにしてもらうものです。脱毛処理をしていないと恥ずかしいし、デリケートゾーンは特に不衛生になると考えられます。
高齢者であっても、オシャレのために脱毛をしたいという人もいるでしょう。しかし同時に、介護してくれる人を煩わせたくないという気持ちから、介護されることを考えた脱毛の需要も増えています。
介護脱毛をしたいと考えている40~50代の女性は6割以上
40~50代になると、自分が親を介護する機会が出てくるかと思います。
その時に、介護する側を経験したり介護士の話を聞いて、介護脱毛の必要性を実感するパターンが多いです。
実際に介護脱毛をする人の年代は40~50代がほとんどです。
これから介護脱毛をしたいと考えている40~50代の女性も、6割以上にも上ると言われています。男性の場合は、まだまだ脱毛への意識が女性に比べて薄いせいか、6割以上が介護脱毛は必要ないと考えています。しかし、女性でも男性でも介護脱毛することのメリットはとても多いのです。
良いことづくし!介護脱毛のメリットと注意点
排泄処理の時の負担が軽くなる
これからは、ますます高齢化社会になっていくことが予想されます。若い世代の介護への負担は重くなっていくでしょう。介護のために不安なのはなにかというアンケート結果では、お金の問題に次いで、おむつ交換などの排泄処理があがっています。
実際に自宅で親の介護をした人の体験談では、排泄処理が一番大変だという話もあります。特に「毛に絡みついてしまっている排泄物を処理するのが大変」ということです。きれいにしておかなければ不衛生になり、そこから病気になってしまいます。
毛が処理されている状態であれば、排泄処理にかかる時間を短縮することができます。介護される側にとっても、介護する立場であっても、介護脱毛をしていたほうが精神的にも実務的にも負担が軽くなります。
常に衛生的でいられる
介護脱毛という名前の通り、自分が介護してもらう時に手間にならないようにと考えての脱毛が多いですが、脱毛することは自分にとってもメリットが大きいです。
デリケートゾーンの毛は太くて濃いので、処理をせずそのままにしておくと、ムレてにおいがきつくなる、きれいにしきれずに菌が入り、病気になってしまうということも考えられます。
ですが、脱毛をしておくことで常に綺麗で衛生的な状態でいられるだけでも、気分も違いますよね。
効果が無くなる?脱毛をなるべく早く済ませるべき理由
介護脱毛はなるべく早めに済ませておくのがおすすめです。なぜなら、今主流で行われているレーザー脱毛や光脱毛は、毛のメラニンの黒い色に反応するものだからです。
白髪になってしまうと照射をしても効果を得られず、白い毛になっている場合には、美容電気脱毛をするしか方法がなくなります。
痛みや金額のことを考慮すると、白髪になる前に脱毛サロンやクリニックで介護脱毛を済ませておくのがおすすめです。
脱毛方法 | 施術場所 | 特徴 |
---|---|---|
光脱毛 | 脱毛サロン | ・痛みが少なく、広範囲の施術が可能 ・値段が安い ・出力が弱いので、脱毛完了までに時間が掛かる ・繰り返し照射をすることで発毛を抑えることができるが、施術を止めるとまた生えてくる |
レーザー脱毛 | クリニック | ・脱毛サロンよりも痛みが強いが、希望者は麻酔の利用も可能 ・出力が強いため、医療従事者しか扱うことができない ・脱毛効果は高く、少ない回数で永久脱毛並みの効果を期待できる ・脱毛サロンに比べると料金は高い |
美容電気脱毛 | 脱毛サロン クリニック |
・一つ一つの毛穴に針を差し込んで電流を流すため、痛みがかなり強い ・一本ずつの施術なので、広範囲には向かない ・本数単位での料金設定。本数が多いと高額になる ・白髪でも一回の施術で確実に毛が抜ける |
介護脱毛の脱毛範囲ってどこまで?
万が一、身体の自由が利かなくなった時に「恥ずかしい」「気になる」と感じる部位があるのなら、その部位は処理するのがおすすめです。
デリケートゾーンの脱毛
先にも説明した通り、脱毛してあると介護が楽になると言われている部位は、肛門周りのOライン、陰部サイドのIライン、ビキニラインのVラインのデリケートゾーンです。
特に、排泄時に負担になるのが、Oライン・Iラインです。
Vラインは必要ないのではと思うかもしれませんが、脱毛のVIOセットプランを選ぶ方が料金的に安くなるので、一緒に処理してしまうことがおすすめです。
Vラインまでツルツルにする必要はありませんが、OラインとIラインの上部以外は無毛にしておくと、前から見ても違和感なく綺麗な状態になります。
Vラインは自然に見える逆三角形型や、オーバル型が人気です。
また、粘膜部分は安全面を考慮して、脱毛サロンでは施術することが出来ません。
しっかり脱毛したいのであれば、粘膜まで施術OKのクリニックを選びましょう。
顔脱毛もおすすめ
女性は介護される立場の年齢になると、女性ホルモンが減少してきます。そのせいで、今までは生えてこなかった濃いヒゲが生えてくる可能性があります。
しかし、介護士はカミソリの使用が認められていませんし、電気シェーバーでの処理も頻繁にしてくれるわけではありません。
歳をとったからといって、ヒゲが生えているのは恥ずかしいと感じる人は、口周りだけでも脱毛処理しておくといいですね。
介護脱毛におすすめのサロン・クリニックは?
脱毛を受ける時には、施術前に毛を自己処理していく必要があります。
自分では完璧に自己処理するのが難しいという人は、剃り残しに対して無料でシェービングしてくれる所もあるので、そのような所を選びましょう。
また、色素の薄い毛でも施術可能か、きっちり脱毛したい人はIラインの粘膜部分まで照射可能かどうかを確認して、検討してください。
脱毛サロン
ミュゼプラチナム
ミュゼプラチナムは全身脱毛だけではなく、部位脱毛を行っています。ミュゼプラチナムには介護脱毛におすすめのVIO脱毛コースがあります。痛くない脱毛なので安心ですし、特典で両わき脱毛もついています。また、値段も安く時期によってはさらに破格の値段で脱毛をすることができます。
Oラインのみ、剃り残しを無料でシェービングしてもらえます。
銀座カラー
銀座カラーには幅広い年齢層の人が通っていて、中には介護脱毛のために通っている人もいます。白髪になってしまうと、照射の光が反応しなくなってしまうため、早めの施術を呼び掛けています。手の届きにくいOラインのシェービングは手伝ってもらえますが、他の部位に関しては、剃り残しがあると施術してもらえない可能性もあります。
ディオーネ
ディオーネの脱毛は痛くない脱毛として知られています。脱毛を重ねるごとに、肌のコラーゲンが活性化し、美肌に導かれていきます。産毛や、毛の色素が薄い毛の施術も可能なので、黒色が薄くなってきた毛にも効果が期待できます。
全ての部位のシェービングが無料ですが、剃り残しのみなので、自分での処理も必要です。
クリニック
アリシアクリニック
VIO脱毛セットがあり、分割払いにすると月々の負担額が少なくて済みます。下着から出た部分だけの施術をするビューティー脱毛もありますが、全体の施術をしてくれるスムース脱毛がおすすめです。また、粘膜部分の照射も可能です。
手の届きにくいOラインの剃り残しは無料シェービングしてもらえますが、それ以外は有料対応になります。
湘南美容外科
湘南美容外科は全国に70院以上を展開、契約したクリニックではなくても予約が取れます。予約が取りにくいこともなく、有効期限がないので、契約回数を無駄にすることもありません。医療脱毛の中ではリーズナブルな料金ですが、シェービングに関しては、1部位500円かかります。
リゼクリニック
リゼクリニックは女性専門の脱毛クリニックです。男性はメンズリゼに通うことになります。介護脱毛のために通っている人も多く、2010年から2016年にかけて45歳以上の患者さんが4.53倍に伸びています。すべてのコースが5回で統一されているので、通いやすいです。シェービングサービスは全部位無料対応しています。
まとめ
高齢化社会になり、若い世代への介護の負担が重くなってきています。それに伴い、脱毛は若いときのオシャレのためだけにするという考え方も変化し、介護脱毛の需要が増えています。
介護される立場になったときに、「ムダ毛を処理していない部分を見られるのが恥ずかしい」ということもあるでしょう。同時に、介護してくれる人のことを考えると、なるべく手間がかからないようにしておくということもあります。
下の世話をしてもらうのに、毛が無い状態にしておくほうが処理もラクで衛生的です。サロンやクリニックの脱毛機はメラニンの黒い色に反応します。なるべく白髪になる前に、男女問わず、介護脱毛をしておくことがおすすめです。